小さいおじさん見た話
小さいおじさん伝説を耳にしたことはあるだろうか。神出鬼没で、目撃例が後を絶たない。日本の都市伝説の代表例である。
体長は8センチから20センチほどと小さく、中年の男性のような見た目をしている。小さいオジサンだ。害があるという噂は少なく。幸運を運ぶ小さいオジサンと言った情報が多い印象にある。
今日はそんな小さいオジサンを、実際に見た私の体験談と、なぜ小さいおじさんが見えるのか、私なりの考察をしていこうと思う。

箪笥に座っていた小さいおじさん
それは私がまだ五歳や六歳の時の話だ。私は姉の部屋の二段ベッドの下で寝ていた。ベッドに寝た状態で姉の箪笥が見える。姉は物をたくさん持っていたために、箪笥の上にも色々物が乱雑に置かれていた。
夜中に目が覚め、私は目を見開いた。視界に入ったのは、箪笥の上に座って眠る小さなおじさんの姿だった。
私は思った。なんて気持ち悪い人形を置いているんだろう。と
その時の私は小さなおじさんが座って眠っていたのもあり、ジッと私は見つめていた。不思議と怖くはなく、ただじっと見つめていた。人形ぐらいだったために20センチぐらいだったと思う。
そのまま私は眠ってしまい、次の日起きてみると、そこには何もなかった。人形が亡くなっていると思い、姉に聞いてみてもそんなものはないらしかった。
そこでやっと私は不思議なものを見たのだと自覚した。
小さいおじさんとはなんなのか
小さいおじさんについては様々な考察がされている。よく言われるのが、小さいおじさんが見えるのは病気だからであるということ。精神疾患や、幻覚だといわれる。けれど科学では証明できないことを、本人の幻覚や精神の異常だと考察するのは、私は好きではないため、精神疾患だと思っている方は他の記事を参考にしていただきたい。
物理的、科学的に不可能な視点での考察として二つ、紹介していこうと思う。
木の妖精説
小さいおじさんは妖精かもしれない。という噂を一度は耳にしたことがあると思う。私はさらに追及して、妖精の中でも木の妖精ではないかと考察した。
なぜ木の妖精であるのか。小さいオジサンの目撃情報には木に関連することが多い。切り株の上に座って、ランプで暖を取っていた。また、小さいおじさんを見た前の日に、庭の木を伐採していたなど。
私が小さいおじさんを見たのも、両親が庭のクルミの木を切ったあとなのだ。
つまり小さいおじさんは、木に住んでいる妖精で、住んでいる木を伐採されると、他の木へ移り住む。その移住する過程で、人の目に触れるのではないか。
実際日本は、領土の7割を森林が占めている。小さいオジサンが木の妖精の可能性は高いと私は思う。
地獄の窯に行きそびれた餓鬼
次に餓鬼ではないかという考察だ。これは住職である三木大雲さんという方が提唱している。youtubeで『小さいおじさん』と検索すると上位にヒットするので、ご覧いただきたい。
動画の内容を簡単に説明すると、人々が見る小さなおじさんいうのは地獄の窯が閉じる前、地獄へ帰りそびれた餓鬼である。ガキとは、仏教の霊的存在で、欲望や執着によって苦しむ霊魂とされている。体長10センチから30センチほどとされていて、小さいおじさんとドンピシャだ。
お盆の時、地獄の窯が開いて、亡者たちが人間の世界へ戻ってくることを知っているだろうか。きゅうりの馬で速く帰ってきて、ナスの牛でゆっくり帰ってくる。
その時餓鬼も一緒に地獄から出てくる。けれど、蓋が締まる前に帰れなくなる時がある。帰りそびれた餓鬼が、徘徊しているということだ。
これらが私の中で興味深かった考察だ。私が体験した小さいおじさんとの出会いの話も併せて考察していただければと思う。