いつでも思考はマリアナ海溝

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主婦年金廃止について6人家族の高校生の意見

 朝目を覚まして一番に母がイライラとした様子でテレビのニュースを眺めていた。

 

「主婦年金廃止だって。老後になってもお金がらえないかもしれない」

 

 いつもは穏やかで、早々怒りをあらわにしない母である。しかし家族5人プラス祖母、計6人の家計のやりくりをしている母にとってお金は大切なものだ。だからだろう。

 

 

 この制度の廃止で、私の母のように怒りをあらわにした専業主婦、主夫の方、多いと思います。専業主婦は外で働くより大変かもしれません。子供の世話をして、家族が多ければ多いほど家事の量は増え、少しでも家計の足しになればと、扶養の範囲でパートを行う。

 

 そのうえ年金までなくなる。これで誰が結婚して子供を産むって言うんですか。誰も結婚したがりませんし、子供も産めなくなりますよ。それに共働きの人だって、好きで働いている人ばかりじゃありません。飢えずに、食べて生活していくために共働きなんです。

 

 消費税が上昇して、物価が上がって、何もかも値上がりして。もう共働きじゃないと生きていけないから働いているんですよ。

 

 オールドメディアでは専業主婦だけ年金をもらうのは不公平だという意見が見られていましたが、不公平でいいじゃないですか。だって独身貴族や子を持っていない夫婦が優雅な休日を過ごしているとき、専業主婦は家族のいつも以上に家事をこなしながら、子供達の相手してるんですよ。

 

 子どもがいるといろいろ制約もあるし、兄弟が四人もいると毎日何かしら事件が起こるんです。そんな子供四人育て上げた母に年金無しなんてそんな酷いことありますか?母は家族の世話以外に、私達子供のメンタルのフォロー、祖母の病院付き添い、家計のやりくり、手続きとか、そういう細々としたことを全部やっている、家の社長なんです。

 

 そんな人にフルタイムで働けっていうんですか?家庭崩壊しますよ。母親というのは家の要だと私は思います。母親が家に居て、精神的に安定していることで子供たちは、母親に頼ることができるし、子供たちの心の成長にもつながります。

 

 ですから、何が何でも専業主婦年金の廃止は、断固反対です。独身貴族が増え、子育て世帯が少ないと言え、専業主婦がまだまだいるのは事実です。時代の流れと専門家は言いますが、時代が変われど母親の形は変わらないはずです。子供を育て上げる母親へのささやかな国からの感謝として年金はあって当然であると、私は思います。